ごあいさつ
はじめまして。とらさぶ。と申します。
この度、相棒のアトレー(通称あっとくん)と共に、同じアトレー仲間やDIY好き仲間、旅好き仲間を求め、そしてこれまでの、これからのDIYや旅などを語っていこうと思いブログを開設しました。
詳しくはブログ主についてを読んでくださると嬉しいです。
これから自分なりのペースで更新していきたいと思っていますので、
未熟者のとらさぶ。ですがよろしくお願い致します。
アトレーに乗るまで・その1
あれは寒さが深まる秋の終わり頃でした……
(とらさぶ。物語が始まります)
それまでに乗っていたかわいいモビリオスパイクが寿命を迎え、とらさぶは新しい相棒を探すことになりました。たくさんの車たちを見ていましたが、その当時、とらさぶは長年の荒波から抜け出したばかりで意気揚々としていました。
故に、長年ずっと夢だったハイエースを探し始めました。
そしてなんと、
たぬきちが、ベッドキットが付いているS-GLを発見してくれたのであります!
ベッドキットだけならず、内装パネルやらローダウンやらとカスタムされていて、尚且つ走行距離も3万キロの2年落ち。なのに、店舗オープン記念とかやらで金額がどえりゃあ安かった!!
な・の・に。
欲張ったとらさぶは車屋さんから受けたカーローンの提案を無視して、自ら他者のローン審査を受け、見事に審査落ちした……
そして車屋さんにお叱りを受け、素直に車屋さんに案内されたカーローンを組みました……
当然のように金利が高くなり、破格のお手頃価格のハイエースは高級車と変貌した……
それから数年のローン払いと繰越全額払いを行いながらハイエースと共に過ごしました。
もう存分に車中泊での東北一周ひとり旅を楽しんだ! プチ旅もしたし、たぬきちと共に東北内陸一周旅も楽しんだ。
しかし十年目にしてハイエースは年老いていった。屋根はさびさびになり、リコールが出ていることに気付いてやれなかったために、リコール対象の現象が出始め、お世話になっている自工のお兄さんにお話を聞いてみると『これから先、塗装がべりべり剝がれていくかもね』と衝撃の一言。
『そうなったら全塗装だね』
おおよそで見積もってもらったら、現状のさびさび屋根を塗装するだけで30万超え、ほかも対処するとしたら100万いくんじゃね、レベルだった。
アトレーに乗るまで・その2
ハイエースを別の件で自工に預けたとき、代車がダイハツ・キャンバスだった。
これまで、軽自動車に乗ったのは代車でのときだけだった。
何故なら、とっても失礼なことを言うが、軽自動車を馬鹿にしていたから。
普通車に乗っていても代車はいつも軽自動車。
そして普通車との馬力の違いにギャップを強く感じていた。
とりあえず力がない。とくに登坂の、ごんっと体にくる、ウッ、ウッイーン!っていうやつ。あれが特に嫌いだった。
な・の・に。part2
なんだなんだ、現代の軽自動車は!!
と、雷に打たれたぐらいキャンバスに衝撃を受けた。
加速スムーズだし、坂道全然すいーんって登るし、エンジン音が昔みたいにうるさくない!
乗れば乗るだけ走り心地に良さを感じ始めると、今度はハイエースに乗っていた分、軽自動車の小回りの良さにも魅力を感じ始めた。
くねくねカーブもキャンバスはすんすんとこなしてくれる、多少狭い脇道も対向車が来ても緊張感がハイエースと違う。なにより駐車場の停める場所を選ばなくていいのがすごく楽! おまけにハイエースより燃費よくねーかこれ!?となってしまった。
そうしてハイエースと同じように旅のできる軽自動車はないものか、と『軽自動車 車中泊』と検索しまくった。
するとたーくさん出てきた。スズキ・エブリイからハスラー、ホンダ・N-VAN……本当にたーくさん。
そして最初に目に付いたのが、スズキ・スペーシアベース。
商用車扱いなのに、商用車に見えない外観にやられた。
そしてまずやったのが、Excelでハイエースとスズキ・スペーシアベースの比較。
ハイエースとスペーシアベースの荷室サイズからタイヤサイズまで、いろいろと比較。
ちなみにハイエースは17インチを履いていたから、そこそこに金がかかっていた。
このままハイエースに乗り続けた場合とスペーシアベースに乗り換えた場合の、年間の維持費及びほかの支出と合算しての比較。
そりゃもちろん、乗り換えた方が安いですよお客さん。
スペーシアベース、軽商用車扱いだから税金安いし、かといって4ナンバーハイエースのように毎年車検じゃないし、燃費もハイエースよりよくなったらそりゃ毎月のガソリン代も変わってくるし、いいところばかりうじゃうじゃ出てくるじゃないの。
でもハイエースの強みはやはり広さだよねー。
もう大の字になって悠々と寝れるもの。荷物もいっぱい乗っちゃうもの。そしてなによりずっと夢描いていたハイエースだもの。そりゃもう十年間の旅の相棒だし、愛着もあるし、手放すのは悲しいよ。
しかし、しかしだよ。
今後、相棒の塗装がハラハラペラペラと剥がれるなんて……
これから未来に100万円支払いコースが待ち受けてるなんて……
とらさぶ。は冷酷になった。
値引きのプロ、たぬきちを連れてスズキのディーラーへ向かうのだった。
アトレーに乗るまで・その3
スズキに行きスペーシアベースの実車を見て、試乗もした。
ハイエースと比べてしまうと狭いよね、そりゃ。後部座席をフラットに格納して、車中泊を模して寝転んでみたけれど、ちょっとしんどかった。それから、登坂が意外とエンジンうるさかった……
で、とどめを差すように見積もり金額(値引きしてもらって)が軽商用車とは思えないほどの金額だった。
あーた、ハイエース買ったときの原価より高いじゃないの!
って、たぬきちと見積書見てフルフル震えちゃったよ。
それからもう線香花火の火種が落ちたかのように、スペーシアベースへの熱は消え去った。
あっという間の、乗り換えるぞ精神だった。
が! しかし!
出会ってしまったのだ。見つけてしまったのだ。
ひょんなことでYouTube動画でダイハツ・新型アトレーでひとり車中泊旅する方々を!
これまた衝撃を受けた。何故に新型アトレーに気付かなかったのだ自分!
スペーシアベースより荷台は広いし、顔面もなかなか好きだぞ。
おまけに商用車だ、スペーシアベース同様税金安いぞ!
こうしてとらさぶ。は再び乗り換え精神を燃やしたのだった。
アトレーに乗るまで・最終章
もう動画を見てからは頭の中はアトレーでいっぱいになった。
まだ買ってもいないのに、車中泊仕様にするにはどういじればいいかまで考える始末。
もうハイエースは手放す気満々だ。
で行動力の爆発。
気になるレーザーブルークリスタルシャインの展示車があるダイハツディーラーにおおよそ2時間かけて向かった。そして実車を見せてもらい、荷室も見せてもらい、もうアトレー買いまーす!の勢いだった。
もうこの時点で金額は関係ない、までに飛んでいた。
そうして紆余曲折ありありで、地元のディーラーではなく2時間かけたディーラーにて、色もシャイニングホワイトパールに決め、新型アトレーを相棒にすることに決めた。
もうこの時点で、ハイエースは某大手車買取店に売られt、ごにょごにょ……
そうして無事に『自分あなたから買いますよ』の書類を交わした2023年12月1日。
納車は1月末から2月上旬、と言われてウキウキの年末年始がくると思っていたとらさぶ。
そう、あの恐ろしいニュースが流れるまでは……
急にね、全車出荷停止、だなんていうもんだからさ。驚いちゃって驚いちゃって。
ディーラーの担当さんにお話聞いたらいつになるかわかんないって言うし、もうハイエースいないし。
おまけに人生初の新車購入、おまけに現金一括振り込んじゃってるんですけどー!っていうね。
パニックのクリスマスを過ごした。
そして時間が経つにつれ新しい情報が流れ、とらさぶ。のアトレーは生産にも入ってない状態『生産前』だから『強制キャンセル』ってやつになった。お金も返金された。
振り出しに戻り、さあ、どうする?状態。
もう車社会の地域に住んでるから、このまま車なしは無理。かといってたぬきちに頼り続けるのもいけない。
かといって、新車楽しみにしていたのに今更中古車とかなんか虚しくなるんですけど!
そうして年末年始はひたすらに『新型アトレー 未使用車』で検索しまくって年を越した。
なかなか見つからなかった、マジで苦労した……白アトレー少なすぎた。
それでもどうにかこうにかいい感じの白アトレーを3台ほど見つけて、あとは金額。
ディーラーで払った金額より高くなったら、いくら未使用車でもなんか悲しくなるから、ディーラーで買ったときと同等の金額を上限に絞った。
そして決めたのが埼玉県の車屋さんにある白アトレー。
なんとなんと初年度登録が2023年11月。
バイザーもナビも付いていなかったけれど、諸費用込みでもまあ納得のできる金額だった。
ってことで、年始早々に連絡して買いまーす!と書類関係手続やらなにやらを郵送とメールで繰り返し行い、2024年1月末、たぬきちと二人、ぶらり電車の旅でアトレーを引き取りに行ったよーい。
そうしてどうにかこうにか、新型アトレーを相棒にすることができたのだった。
めでたし、めでたし。
最後に
すみません。一発目からこんなに長々と書いてしまいました。
ここまで読んでくださった方は本当に優しい方です。ありがとうございます。
今後は、上記のような経緯で手に入れたアトレーいじいじ内容を書いていきます。
ちなみに未使用車アトレーとして購入しましたが、車屋さんから『12㎞しか走っていないしもったいないから』と言われ、ディーラーで『新車保障継続』手続きを行いました。
たぬきちにも『新車に変わりはねえ! 新車と思って乗れ!』と怒られたので、新車だと思い込んで乗っています(笑)
はてさて、こんなとらさぶ。ですが、もしよければ今後ともお付き合い頂けると嬉しいです。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました<(_ _)>